岐阜での思い出(岐阜編 後編)

旅行
 皆様、お疲れ様です。藁所長と申します。
 とうとう後編です。在来線で岐阜まで行きたくなった方はいませんかね(笑) ゆっくり電車に乗って移動するといのも良いものですよ。まぁ、ずっと座っていたらお尻が痛くなりますし、ずっと立っていたら疲れるんですけどね。そういえば、岐阜駅の改札を出ようとしたらsuicaで出られなかったんですよね。御殿場線への乗り換えみたいに、JR東日本からJR東海のエリアにはそのまま乗り替えが出来ないという事でしょうか。
 私は初めての地に行った時に散策をするのが趣味だったりする。こうやって道が繋がっているんだなぁとか、こういうお店があるんだなぁとか、あの町と同じような見た目だなぁとか、新しい土地の情報が頭に入っていくのが好きなのだ。それは初めての小説を読む時に似た感覚だ。但し、あまりにも暑過ぎて駅から離れる事が出来なかったので散策もせず、駅直結のビル?にある一徹さんでラーメンを食べた。いやぁ、いいですね。おいしかったです。ごちそうさまでした。ラーメンを食べた瞬間て幸せになりますよね?
 会場までまだ2~3時間あるので、どこか休める場所がないか探す事にした。カフェに行くという選択肢もあったが、駅の近くのカフェは混んでいるという先入観があるために行きたくない。さて、どこに行きますか、と。外に出るとそこに広がっているのは大きな建物が広がるコンクリートジャングル。しかし、すぐ下の方を見ると小さな自然が広がっているではないか。日陰になっているベンチに座り、せせらぎを聞きながら読書をすると癒されてくるものだ。因みに、恐らくここで虫に足首を刺され5日間くらい痒く腫れていたのは気の所為ではないだろう。
 さて、ニンニクを食べた僕は後ろの方の席を陣取った。「金子とよ」さんの「FC岐阜 勝手に応援チャンネル」のイベントはトランキーロ・サブローさんの前説から始まった。金子とよさんも登場し漫才が進行していく。FC岐阜のネタは全然分からないが面白い。久世さんのトークがきれきれだった。元FC岐阜の選手:原田さんも登場し会場は更なる盛り上がりを見せた。原田さんへの質問会が始まる。そういえば受付で原田さんへの質問を書くように言われたのだが、全然何も知らな過ぎて焦って「好きなポケモンは?」って書いてしまった……。質問が選ばなくてほっとした。
 会場は大きく盛り上がり、ライブはつつがなく終了した。今日なのか後日なのか、金子さんは引退だ。寂しくなるが最後は見届けた。
 最後に2人に挨拶をして、気持ちばかりのお土産を渡して帰路に着いた。
 という事で、僕は岐阜に別れを告げる。次の日も仕事なので宿泊は出来ない。いやぁ、仕事があるのはありがたい事ですなぁ、っと。
 私はこれからどうやって帰るのかというと、実は新幹線で帰る。
「えぇっ、行きは在来線なのに!?」
 と思うかもしれないが、もう在来線では終電がない。本来は杉山先輩夫妻と一緒に帰る予定だったのだが、先輩は2日前に熱を出して来れなくなっていたのだ。先輩から貰ったかばんを持って岐阜に赴き、金子とよさんの最後のイベントを見届けたと思うと使命を終えたと云うか、一仕事終えたような気分になった。まぁ、そんな恰好付けたところで僕はただ楽しく金子とよさんのイベントをぼーっと座って見ていただけなのだけど。

 帰りのチケットは行きの駅で既に購入していたので改札にチケットを通し電車に乗り岐阜に別れを告げた。そういえば愛知県を通過するという事は、うまくいけばメンバーに会えたかもしれないな……と思いつつ、名古屋駅で乗り換えを果たした。新幹線は速い。外から見ていても速いが、中から景色を見ているとなおさら実感する。もっとも、外は闇夜の世界が支配しているのでまともに景色を楽しむ事は出来ないが。
 帰りの新幹線は空いていた。問題なく乗り換えも果たし、僕は無事に帰宅を果たした。

 今思えば、あんなに遠くに行ったのに20時過ぎの電車に乗って帰れたのは技術が発達したからだ。新幹線の開発や線路・架線の保守が行きわたっているからあんなに速く動かしても壊れないし、安定的な走行が出来る。蒸気機関車の時代では日帰りなんて到底無理だっただろうし、江戸時代なら片道だけでも数日かかるだろう(現在の道路事情でも徒歩だと60時間以上かかるらしい)。新幹線だけじゃない。あの日に関わったラーメンも炭酸水も音響設備も証明も、歴史と技術発展により生まれたものだ。現代では当たり前となった技術だとしても大切なイベントに参加出来た事に感謝をして、私も人類の技術発展に貢献するため明日も仕事をしようと思う事にした。
 さて、今回の内容はいかがでしたでしょうか。
 文章化して恰好つけてますけど、やっていた事と言えばただ一日の大半を座ってただけなんで。次遠くに行った時は散策したいところですね。ブログを書いていて岐阜県に興味も湧いてきたところですし。
 ではまたの機会にお会いしましょう。
 今回もありがとうございました。

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